更年期障害(ホットフラッシュ、不眠、めまい、肩こり等)

当院にも更年期のほてりやめまい、疲れ等を訴えて来られる方は多くいらっしゃいます。

漢方薬を服用されていたり、他の鍼灸院を受診されたことがある方も来られますが、原因をしっかり見極めることができれば、かなり症状を改善出来るものでもあります。

できれば適切な鍼治療をすることで、年間で平均で3万円前後の医療費の削減が出来ると常に思っています。

個人差はありますが50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経の時期をはさんだ前後10年間(一般的に45〜55歳頃)を”更年期”といいます。

年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少することでホルモンのバランスが崩れ、心身にさまざまな不調があらわれる人もいます。

結構手ごわいな、と実感されるかも知れませんが、鍼灸治療が得意とする分野でもあります。

更年期の症状を改善したい!という方はかなり前向きな方が多く、その様な方の日常のセルフケア等もサポートをしたいと常に思っております。

先ずは当院の更年期症状の原因となる2つの身体の捉え方と治療の仕方をお伝えします。

  1. 陰主陽従が崩れる(陰が陽を制御できず、陽が舞い上がってしまう)
    特にホルモン産生をつかさどる腎気が衰えると陽気が上半身に上がり、のぼせ、肩こり、めまい、頭痛などの症状が生まれます。
    また、ご家族様とのストレスや職場環境のストレスが続くことでも腎気を損ない、上記の症状が発生します。
    →太渓、復溜、腎兪、京門などに鍼、お灸、シール鍼のどれかをします。
    ※当院では三陰交に鍼はほぼしません。理由はこのツボに更年期障害の真の原因がない可能性が高いからです。
  2. 自律神経のアンバランス
    自律神経(交感神経と副交感神経)により、筋肉、内臓、血管が支配されています。
    ですので、これらのバランスが崩れると、お身体に種々の不具合が生じます。
    →後頭部に浅く鍼をすることで、脳の状態を安定させ、自律神経のバランスを整え、
    お顔のシミを薄くしたり、顔立ちをくっきりさせていきます。

塚田鍼灸院