この方はご夫婦で当院にいらっしゃってくださっている方です。今回の主訴は両手の腱鞘炎と、脚を組んだ時の右膝内側の靭帯の痛み。
数年前から両方の股関節もおかしい、とのこと。
これも原因していると思います。
そこで、健側からと患側から写真をとりました。
このサイズにすると少し分かりづらいのですが、この方は左臀部外側の張りが強く、それに反して右の臀部外側が緩んでいました。
それに時々左側腹部に痛みを感じるようなのです。(結果としてこの訴えを治療することで他の症状も全て改善することにつながり、問診の大切さを再度認識したケ―スでした)
今回はうつぶせを選択。
鍼を刺した場所は、後頭部、左右の側腹部、左右の腰、右外くるぶし
30分後抜鍼し、両母指球、右膝内側の靭帯の痛みを見ると左の拇指球に痛みがまだ少し、右膝内側の靭帯の痛みは10分の4位まだ痛む。
そこで、座位で左側腹部に刺鍼。
数分後抜鍼してシール鍼をつけて、右膝を組んで頂いたら、右膝内側の痛みはほぼ全部消失、左拇指の痛みもなくなったとのこと。
この時、両方の臀部外側の張りも左右同じくらいになっていました!
この方は65歳の女性で、お身体に他にもいくつもの症状がありますが、膝の痛みと両手の母指球の痛みが鍼を6本することで、ほぼ全部なくなったので、非常に喜ばれていました。
お電話ありがとうございます、
塚田鍼灸院 でございます。